篠笛楽譜(無料)72「なべなべそこぬけ」童謡/わらべうた
篠笛の初心者の人向けの練習曲には、日本伝統?の童謡・わらべうたが合うんですよねー。
篠笛が和楽器ということもあって、童謡・わらべうたのメロディと竹笛の音色が相性良いのは、自然なことといえばごく自然なことですよね。
それに、童謡・わらべうたは、簡単でシンプルなメロディなので、難易度が低い曲が多く、篠笛初心者さんにとっても入門曲として練習しやすい、というメリットもあります。
曲にもよりますが、童謡・わらべうたの曲は、3つ〜5つくらいの音しか使われていなかったりすることも多いので、まだまだ運指が苦手という初心者さんも、そこまで指づかいが難しくないので、丁度良い練習になりますよ。
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そんなこともあって、いろいろな篠笛の教本でも「かごめかごめ」などが初心者練習曲として紹介されているケースもよく見かけます。
で、「かごめかごめ」について、なんとなーくネットで調べていたら、「なべなべそこぬけ」という童謡・わらべうたを見つけたので、篠笛用に楽譜にしてみました。
童謡/わらべうた「なべなべそこぬけ」遊び方
実は、私は「なべなべそこぬけ」という童謡を知らなかったんです。お恥ずかしいかぎりで・・・苦笑
「なべなべそこぬけ」の歌詞というと、
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なべなべ そこぬけ
そこがぬけたら
かえりましょ
—–
という、とっても簡単で覚えやすい歌詞です。
この歌を歌いながら遊ぶので「なべなべそこぬけ」は、子どもの遊び歌ともいうみたいです。
「なべなべそこぬけ」は、2人で手をつないで遊べて、3人でも、それ以上の人数でも楽しく遊べるんですねー。
しかも、大人数になってくると、なかなかスケールの大きいチャンレンジ遊びみたいになってくるので、子どもだけじゃなくて大人でもかなり楽しめそうだなー、と感じました。
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2人遊びバージョンと、大人数バージョンでの遊び方を紹介しているyoutube動画を見つけました。
篠笛用:楽譜「なべなべそこぬけ」童謡/わらべうた
わらべうた「なべなべそこぬけ」の篠笛用の楽譜を作成しました。
使用する音は3つだけ、とかなりシンプルなので、初心者練習曲にぴったりだと思います。
音としても、低い呂音(りょ)で、比較的音が出やすい「五・六・七」なので、そういう点でも入門曲に最適ですね。
「かごめかごめ」にメロディが似ているなー、と思っていたら、どうやら「なべなべそこぬけ」のルーツは「かごめかごめ」ということみたいです。
古くは、江戸時代の終わりころに出版された「竹堂随筆(ちくどうずいしゅう)」という童謡集に載っているそうです。
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かァごめかごめ。
かーごのなかの鳥は。
いついつでやる。
夜あけのばんに。
つるつるつっぺぇつた。
なべのなべのそこぬけ。
そこぬいてーたーァもれ。
—–
と、今の「かごめかごめ」の原曲といわれるわらべうたが載っているのですが、この曲の最後の部分が「なべなべそこぬけ」の歌詞の原型になっているそうです。
ということは・・・
「かごめかごめ」も「なべなべそこぬけ」も、元々は同じ曲だった、ということみたいですねー。
古い時代から伝承されている日本のわらべうたを調べてみると、いろいろと面白いことがわかりました。
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