篠笛楽譜(無料)86「われは海の子」童謡・唱歌
日本伝統の和楽器のひとつ、竹から作られた篠笛で日本の歌百選を吹こう!ということで・・・
ここ最近は、童謡・わらべうた・文部省唱歌など、昔の曲や懐かしい曲を、篠笛用楽譜におこす作業に没頭してます。笑
やっぱり自然の素材である竹から作られている篠笛は、日本の曲・歌を演奏することで、その魅力がより一層引き立つんじゃないかなー、と思います。
もちろん、ポップスやジャズ、ジブリ曲や海外の曲を篠笛で演奏するのも、私は賛成派ですよ。
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最近の流行りの曲だって篠笛で演奏できるんだ!と、幅広い層に篠笛の魅力をひろげることで、篠笛を後の時代に伝えていくことができるんだと思うんです。
ということで、今回は童謡「われは海の子」の篠笛用楽譜を作成してみました。
youtube動画「われは海の子」海上自衛隊東京音楽隊・三宅由佳莉
海上自衛隊東京音楽隊・三宅由佳莉さんと川上ひろしさんが歌う「われは海の子」のyoutube動画です。
やばい、歌うますぎ・・・。
2016年に奈良県の橿原神宮で行われた、海上自衛隊東京音楽隊のコンサートでの動画音源みたいです。
こんな風に歌えたら、めちゃくちゃ気持ちいいんでしょうなー。憧れちゃいますね。
さてさて、童謡「われは海の子」は、明治41年に作られた曲とのことで、西暦だと1908年、今から110年以上も昔の時代に作曲された、ということになりますね。
なかなかの歴史ある、日本の伝統の曲といってもいいんじゃないでしょうか。
「われは海の子」の作曲・作詞ともに、不詳となっていて、誰が作ったのか、作詞したのか、はっきりとは分かっていないそうです。
ただ、作詞に関しては、鹿児島県出身の宮原晃一郎の詩ではないか、という説があって、鹿児島市にある祇園之洲公園では「われは海の子」の歌碑が建てられているそうです。
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歌詞は7番まであるそうですが、現在歌われるのは3番までが一般的みたいです。(7番まではちょっと長いかもしれませんね)
歌詞「われは海の子」童謡
(1)
我は海の子 白波の
さわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ
我がなつかしき住家なれ
(2)
生まれて潮にゆあみして
波を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の気を
吸ひてわらべとなりにけり
(3)
高く鼻つくいその香に
不断の花のかをりあり
なぎさの松に吹く風を
いみじき楽と我は聞く
篠笛:楽譜「われは海の子」童謡
童謡「われは海の子」の篠笛用の譜面になります。
篠笛の古典的な楽譜形式?の数字譜と、西洋音楽の五線譜の2種類の楽譜形式をひとつにまとめたスタイルにしています。
私個人的には五線譜の方が親しみがあって見やすいのですが、篠笛の楽譜というと基本的には数字譜ですし、五線譜じゃなくて数字譜の方が見やすい人もいると思うので、どちらでも使えるようのに、一石二鳥スタイルの楽譜形式にしました。
実際、篠笛教室の生徒さんの中にも「五線譜が読めない」という人もしますし、逆に「数字譜って読みにくい」という人もどちらもいます。
私の基本的方針は、「篠笛の魅力を広げること」なので、数字譜だけ、とか、五線譜だけ、にしてしまうと、対象となる人が限られてしまうので、好ましくないわけなんです。
どっちの楽譜が好きでもいいじゃないですか、そこは個人の自由、好みってことで、ね。
篠笛教室の講師としては、「ひとりでも多くの人に、篠笛の魅力を伝えたい。篠笛を手にとって演奏して楽しんで欲しい」そんな気持ちで日々取り組んでいます。
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