篠笛楽譜(無料)90「ちょうちょう」童謡・唱歌
最近、童謡や唱歌など、ちょっと懐かしいような曲を篠笛で演奏する、というのがマイブームだったりします。
そこで今回作成した篠笛楽譜はというと・・・
「ちょうちょー、ちょうちょー、菜の葉にとーまーれー」の歌い出しで超有名な童謡「ちょうちょう(蝶々)」です。
童謡「ちょうちょう」について調べていたら、なんと!日本の曲ではなくて、海外のある国の民謡が原曲だそうです。
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童謡「ちょうちょう(蝶々)」youtube音源
日本の童謡のなかでも有名曲「ちょうちょう」は、誰でも知っていて、一度は必ず聞いたことがある曲だと思います。
で、私はびっくりしたんですが、原曲は海外のとある国の古い民謡だった、という話です。
「ちょうちょう」の原曲といわれているのは、ドイツの古い民謡「幼いハンス」という曲みたいです。
ドイツ語だと「Hänschen klein」というそうです(読めない〜汗)。
また別の説では、「スペイン民謡」が童謡「ちょうちょう」の原曲だ、という説もあるみたいです。
というのも、この「ちょうちょう」の童謡が日本で誕生する大きなきっかけとなったのが、明治初期にアメリカへと派遣された伊沢修二という人です。
で、この伊沢さんが、アメリカで音楽教育を学んで、「ちょうちょう」だけでなく、「蛍の光」や「むすんでひらいて」など、海外の曲のメロディに日本語の歌詞をつけて、和洋折衷の曲を残したそうです。
そこで、なんですよ。
その伊沢さんが、「ちょうちょう」はスペイン民謡が原曲だ、と紹介したらしく・・・
日本ではずっとスペイン民謡が原曲だといわれてきたのですが、どうやら本当はドイツ民謡だ、という話なんですよね。
なんか、ややこしいぞ!笑
ま、せっかくなので、youtubeでその原曲のドイツ民謡を探してみました!
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ドイツ民謡「Hänschen klein」ちょうちょうの原曲
この曲が、童謡「ちょうちょう」の原曲とのことです。
たしかに、最初のメロディを聴いただけで「あ!ちょうちょーだ!」と感じますよねー。
「蛍の光」も原曲はスコットランド民謡だそうですし、いろいろと日本の童謡のルーツを調べてみるのも面白そうだなー、と思いました。
実際、歴史的にみれば、明治初期ってことは、鎖国されていた江戸時代が終わってすぐ、ですもんね。
学校で子供たちに音楽の授業をしよう、といっても、それを教えることができる音楽の先生がいないわけなので、なかなか大変だったみたいです。
音楽の先生だけでなく、設備や楽器もなかったわけで、西洋音楽や文化を取り入れよう!という大きなムーブメントが起こった時代でもあります。
そんな中で、アメリカに渡って音楽教育を勉強し、日本へと持ち帰ってきた伊沢さんみたいな人たちの功績って、本当にすごいですよね!
篠笛用楽譜「ちょうちょう」童謡
ということで、童謡「ちょうちょう」の篠笛用の楽譜です。
日本人向けにこの曲を篠笛で演奏するのも、いろいろな人に喜んでもらえると思います。
幼稚園や保育園などの幼い子供だったり、高齢者施設だと懐かしんでもらえたり、と。
で、原曲がドイツってことは、日本だけでなく、ドイツで演奏したり、ドイツ人向けにこの「ちょうちょう」を篠笛で演奏する、というのも良いんじゃないかなー、と思います。
いろいろな形で、篠笛の良さが日本だけでなく世界の人々にひろがっていけばうれしいですね!
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