新品の篠笛なのに匂いが臭い?不良品なの?原因は塗料?
こんにちは。
最近は、篠笛教室の生徒さんから楽譜リクエストが多くて、譜面作成にドタバタしてます。汗
最近の篠笛用楽譜リクエストで多いのは「演歌」ですね。演歌のメロディラインって、音階的に和風っていうのかな、日本的な音階で作られている曲が多いみたいで、篠笛の音色とすごくマッチしますよ。
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篠笛で奏でる演歌の名曲たち、サイコーです♪
演歌を篠笛で吹いていると、演奏する吹き手側も気持ちよく吹けるし、高齢者施設などでも大好評で、かなり良い感じですよ。
演歌好きな人たちには篠笛愛好家が増えやすいんじゃないかと、ふと思いました。
演歌の魅力と篠笛の魅力が合わさって、さらに魅力が増していく感じがするので、演歌は本当にオススメです。
演歌も篠笛も「日本音楽を代表する」ものですからね!
さて、今回は「新品の篠笛なのに匂いが臭い?不良品なの?原因は塗料なの?」をテーマにブログ記事を書いてみたいと思います。
新品の篠笛を購入したのに、匂いが臭いことがある?
初めて竹製の篠笛を買うときや、違う調子の篠笛を新しく買うとき、ワクワク&ドキドキしますよねー。
篠笛は、専門店や販売店で直に手にとって、試し吹きをしてから購入するのが理想の買い方ですが、住んでいる地域によっては、近くに篠笛工房や販売店がなかったりする人も少なくないと思います。
インターネットの普及が進んだおかげで、竹製の篠笛もネット通販で購入することができるようになり、篠笛好きにとっても本当に便利でうれしい世の中になったなーと思います。
そこでなのですが、特にAmazonや楽天市場などのネット販売のレビューやブログ記事に「新品の篠笛を購入したのに、なんか臭い」と書いてあるのを見たことがあるかもしれません。
「新品なのに匂いが臭い」って、そんなことあるの?本当?と思うのが普通の反応だと思いますが、実際に「篠笛の匂いが臭い」と感じることはある、といえばあります。
なぜ、新品の篠笛なのに匂いが臭く感じてしまうのでしょうか?
匂いが臭い篠笛って不良品なの?臭い原因は塗料なのか?
ついに決断して新品の篠笛をネット購入したのに「匂いが臭い!」となると、正直ショックだと思います。
といっても、すべての篠笛が臭いわけではありませんので、勘違いしないでくださいね。
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篠笛の匂いが臭いと「え、これって不良品?」と思ってしまう人もいるかもしれません。
ですが、不良品ではありません。その匂いの原因はかなりの確率で篠笛に使われている「塗料」の匂いです。
篠笛の塗料には、昔から漆が使われているのが一般的です。
漆(うるし)はあの「本漆」のことです。伝統工芸品やお椀とかに使われている日本古来からある高級塗料ですね。
漆はとても光沢が美しくて、酸性にもアルカリ性にもどちらにも強く、塗料として大変優れています。
ただ、漆かぶれという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、とても強いアレルギー物質でもあるんです。
しっかりと乾いていれば漆かぶれの心配はないのですが、現代医学でも漆アレルギーに効果がある薬はない、と言われるくらい強力なアレルギー物質で、取り扱いに気を使う塗料なのです。
で、近年になって、この漆に変わる塗料が開発され、それが「カシュー漆(カシュー塗料)」です。
篠笛の塗料としても、本漆ではなくカシュー漆が使われている篠笛もあります。だいたいその場合は商品概要欄に「カシュー漆」と注意書きがあると思います。
カシュー漆は、あのカシューナッツのカシューです。カシューナッツの殻から抽出されています。
カシュー塗料は、本漆と比べても遜色ないくらいの性質・質感を持つ塗料で、しかもアレルギー反応がほぼありません。それでいて、本漆よりも経済的にも安価。
そうしたこともあって、リーズナブルな篠笛にはカシュー漆が使われているケースがあり、そのカシュー漆の匂いが独特なので「臭い」と感じる人がいるのです。
カシュー漆が臭いかどうかは人によって感じ方が違うので、一概には言えませんが、「カシューの香りは苦手」という声も多く、篠笛業界ではやっぱり本漆の方が人気があるみたいですね。
新品の篠笛なのに匂いが臭い?不良品なの?原因は塗料?のまとめ
ということで、新品の篠笛なのに臭い匂いがする?についてポイントを書いてみました。
結論をまとめると
・匂いが臭いと感じる新品の篠笛がある
・不良品ではなく塗料の匂いが原因
・カシュー漆(カシュー塗料)の匂い
ということになりますね。
カシュー漆は本漆と比べると安価なので、安い値段で篠笛を買いたい!という人にはうれしい塗料になります。
しっかりと乾燥してしまえば匂いは気にならなくなるので、そこまで気にすることではないと思いますが、篠笛をネット購入するときの参考にしてみてくださいね。
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