篠笛楽譜(無料)87「海(松原遠く消ゆるところ)」童謡
童謡の「海」って、実は同じタイトルだけど、まったく別の曲が2つあるんですねー。
ひとつは「海は広いな、大きいな」の歌い出しの歌詞の童謡「海」ですね。
で、もうひとつは「松原遠く 消ゆるところ」の歌い出しの歌詞の童謡「海」です。
どちらも、童謡で、曲名が「海」なんですよね。
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今の時代、童謡「海」というと「海は広いな 大きいな」の方の曲の方が有名で、多くの人が思い浮かべるかなー、と思います。
というのも、「海は広いな 大きいな」の童謡「海」は1941年(昭和16年)に作られた曲なのにたいして、「松原遠く 消ゆるところ」の「海」は大正2年(1913年)とかなり昔の曲なんです。
古い昔の曲と篠笛の音色は相性が良いので、今回は「松原遠く 消ゆるところ」の童謡「海」を篠笛用楽譜にしてみました。
youtube音源「海(松原遠く消ゆるところ)」文部省唱歌
「松原遠く 消ゆるところ」の歌詞の童謡「海」は、1913年(大正2年)に発表された、文部省唱歌です。
作詞・作曲とも、不詳となっていて、誰が作曲したのか、作詞は誰か、はっきりわからないみたいです。かなり古い曲なので記録が残っていないのかもしれないですねー。
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歌詞「海(松原遠く消ゆるところ)」
松原遠く消ゆるところ
白帆(しらほ)の影は浮かぶ
干網(ほしあみ)浜に高くして
かもめは低く波に飛ぶ
見よ昼の海
見よ昼の海
島山闇に著(しる)きあたり
漁火(いさりび)光り淡し
寄る波岸に緩くして
浦風軽(かろ)く沙(いさご)吹く
見よ夜の海
見よ夜の海
篠笛用:楽譜「海(松原遠く消ゆるところ)」
ということで、童謡でもあり文部省唱歌でもある「海(松原遠く)」の篠笛用楽譜を作成しました。
日本の古き良き曲を、未来に伝えて残していこう、ということで、伝統和楽器のひとつ「篠笛」でこの曲を演奏するのも素敵だなー、と思いながら譜面におこしてみました。
曲の難易度としては、初心者から初級者くらいのレベルに該当すると思います。
ゆったりとしたスローテンポの曲なので、そこまで難しい箇所はないと思います。
ただ、七♭(ドレミでいうと「シ♭」)の音が出てくるところが少しレベルが上がるかな、といった感じですね。
1番は昼の海の情景を、2番は夜の海の情景をイメージしながら、篠笛で優雅に情緒豊かに演奏できる素敵ですね!
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