篠笛初心者におすすめの練習方法1「呂音の六」
篠笛の音域は、低い音から高い音まで、音階でいえば「2オクターブ半」くらいまでの音が出せます。
ですが、篠笛初心者の人が、いきなり全部の音をキレイに鳴らす、上手に吹こうとする、のはちょっと難しいです。
篠笛はリコーダーのように「吹けば音が鳴る」という楽器ではなく、「音を出す」ところからちょっとしたコツが必要になる和楽器です。
スポンサーリンク
そういうこともあって、篠笛初心者の人が一番最初につまづくのが「音が出ない」という悩みです。(私も最初は苦労しました。汗)
運良く?音が出たとしても、息がかすれるようなノイズだらけの音だったり、短い音が一瞬だけしか出なかったり、「キレイな音を出す」のはなかなかハードルが高かったりするんですよね。
そこで今回は「篠笛初心者におすすめの練習方法」を紹介したいと思います。
この練習は、篠笛教室の生徒さんにも、いつも基礎練習としてやってもらっている方法です。
篠笛初心者におすすめの練習方法1「呂音の六」
初心者の人に、まず最初の練習方法としておすすめなのが「呂音の六」の音を吹く練習です。
「呂音」とは「低い音階」のことで、「六」は「六孔をあける」音のことです。
つまり「左手の人差し指だけおさえる」音のことですね。
この「呂音の六」の音は、「呂音(低音)」「甲音(高音)」「大甲音(一番高音)」あわせて約2オクターブ半の篠笛の音域の中で、一番音が出やすい、吹きやすい音といわれています。
ですので、初心者の方は、最初に「呂音の六」の音を出す練習をするのがおすすめです。まずは吹きやすい音、簡単な音から練習しましょう。
いきなり吹きにくい音、鳴りにくい音から練習を始めてしまうと「篠笛って難しい〜」と断念してあきらめてしまうことになりやすいですし、本当にもったいないですからね。
ちなみにこの一番吹きやすい「呂音の六」の音階は、ドレミ調の8本調子の音だと「ラ」の音になります。
スポンサーリンク
初心者練習法1「呂音の六」を吹いてみる
篠笛初心者の人は、左手の人差し指だけをおさえて「呂音の六」の音を吹いてみましょう。
まず、唄口に唇を当てて、息を吹き込みます。この時の「口の当て方」は、「篠笛の唄口の半分くらいを下唇でふさぐ」ような感じに口を当てると、音が出しやすくなります。
→唇の形について詳しくはこちらの記事で「唇の形が音がかすれる原因に」
唄口に下唇がのっていないと、音がかすれやすくなります。逆に下唇で唄口をふさぎすぎてしまうと、音がなりにくく、こもった音になってしまいます。
篠笛の吹く時の唄口への口の当て方は、目安として「唄口の半分」くらいをふさぐイメージですね。
→口の当て方について詳しくはこちらの記事で「篠笛がうまくなるには?口の当て方の基本について」
しっかりと息を吸い込んでから、細く長い息で唄口に吹き込みましょう。「息を吹く」というイメージよりも「響かせる」ようなイメージの方がいいと思います。
長い音を出す練習も
最初は「ラッ」と短くて一瞬だけしか音が出ないかもしれませんが、できるだけ長い音を出せるようになるまで練習してみてください。
まずは「1、2、3、4」と4拍から、4拍伸ばせるようになれば8拍、8拍ができたら16拍、と少しずつ長い音を吹く練習にうつります。
「呂音の六」の音、ドレミ調の8本調子での「ラ」の音をしっかりと響かせるようになれば、他の孔をおさえて順番に「五」や「四」の音も練習していきましょう。
六、五、四の音は比較的吹きやすいと思います。三、二、一の音の方が難しいです。息づかいが変わってきますから。
ちなみに、この「呂音の六」の練習は、篠笛教室では基礎練習として毎回最初にする基本的な練習方法です。
篠笛もそうですが、やっぱり何事も基本が大切ですからね。
スポンサーリンク