篠笛がうまくなるには?【口の当て方の基本について】
初心者の人が、できるだけ早く篠笛がうまく吹けるようになるためには、「基本の姿勢」をちゃんと身につけることが大切です。
何事も「基本が大事」というように、篠笛の場合も「基本姿勢」が大切です。
そこで今回は、初心者が篠笛をうまくなるために大切な「口の当て方」について簡単にポイントをまとめてみたいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
口の当て方について【篠笛がうまくなるために】
篠笛を吹くときの唄口への「口の当て方」について。
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篠笛をうまく吹くためのポイントは、主に次の3つです。
①篠笛と唇を平行に
②下唇で唄口の半分くらいをふさぐ
③前から見て下唇の半分くらいが見える
ちょうどこんなイメージですね。
↓↓
このとき、篠笛とアゴのくぼみがペタッとくっついてしまわないように注意してください。唇の下のくぼみと篠笛の間に少し空間ができるように。
唇の形や厚みは人によって個人差があるので、どれくらいの空間があくかは違いますが、ベタッとアゴのくぼみと笛がくっついた状態では、うまく吹けません。
また、唄口(歌口)の半分程度を下唇でふさぐ、くらいのイメージを持つとよいかと思います。
実際に曲を吹き始めると、息の圧力で下唇が少し前に押し出されるので、半分よりも少しだけ浅めに唄口(歌口)をふさぐくらいがいいですね。
次に、参考として、よくありがちな悪い例もあげておきますね。
篠笛の位置が上すぎる(悪い例)
これだと篠笛を口に当てる位置が高すぎますね。
前から見ると、下唇が篠笛にかくれて見えなくなっている状態です。
この口の当て方では、篠笛の音が鳴らないと思います。もしなったとしても、息がもれて、音がかすれてしまいます。
鏡を見て、もう少し篠笛の当てる位置を下げて、下唇が半分くらい見えるようにしてください。
篠笛を位置が低すぎる(悪い例)
逆にこれだと篠笛の位置が低すぎますね。前から見ると、下唇が全部見えている状態です。
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この状態だと、篠笛とアゴのくぼみがペタっとくっついてししまい、吹く息が唄口の中にほとんど入らなくなってしまいます。
もう少し篠笛を当てる位置を上にずらして、下唇が半分くらい見えるように動かしてください。
篠笛を手前に回しすぎている(悪い例)
これは初心者だけでなく、中級者にもよくあるパターンですね。
篠笛を手前に回しすぎてしまい、唄口がかなり内側に向いてしまっています。前からは、唄口が見えない状態ですね。
この状態だと、息が唄口の中に入りすぎて音が出なかったり、唇で唄口をふさぎすぎてしまい、細く小さな音になってしまいます。
中級者に多いパターンでは、曲を吹いている最中に、だんだんと力が入ってしまって、気がついたら篠笛が内側に回りすぎてしまう、という人は結構多いです。
「音が出なくなってきた」と思ったときは、「篠笛が手前に回りすぎていないか」確認してみてください。演奏中のときは、篠笛を前に回して唄口を外側に向ければ乗り切れると思います。
篠笛の角度が下がっている(悪い例)
(画像準備中・・・)
唇と篠笛の角度は平行になっている状態が良いのですが、これだと篠笛が下がってしまっていますね。
唇と篠笛が平行になっていないので、唄口にまっすぐ息を吹くことができなくなり、斜めに息が入ってしまいます。
篠笛などの横笛を吹くときの姿勢は、日常生活ではあまりない姿勢になるため、慣れていないと右手が下がってきて、篠笛と唇の平行を保てなくなる、という人も少なくありません。
また曲を演奏中に、腕が疲れてきて笛の角度が下がってくる、というケースもあります。
篠笛の角度については、自分ではよくわからないので、鏡を見て「唇と笛が平行か」「篠笛の角度が下がっていないか」確認してみてください。
まとめ|篠笛を吹くときの口の当て方
【良い例】
・篠笛と唇が平行になっている
・歌口の半分くらいを下唇でふさぐ
・前からは、下唇の半分くらいが見える
【悪い例】
・アゴのくぼみと篠笛がピッタリくっついている
・篠笛を手前にまわしすぎ
・篠笛と唇が平行になっていない
・前から見て、下唇が見えない
・前から見て、下唇が見えすぎ
・歌口が前からまったく見えない
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