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適応障害、職場不適応症になる3つの原因とは?

仕事や職場のストレスで精神的にまいってしまう人が増えてきているようですね。

ひと昔前の高度経済成長期のときとは、またちょっと違う原因や要因が考えられるみたいです。

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仕事のストレスなどで心を病んでしまう人の多くは、まずは適応障害や職場不適応症と診断されるケースが多いです。

職場不適応症や適応障害の症状が悪化して重症になると、うつ病や躁鬱病、不安障害や強迫神経症など、他の精神疾患に発展していくおそれもあります。

今回は、職場や仕事のストレスで適応障害、職場不適応症になる3原因について、ポイントをまとめてみたいと思います。

適応障害や職場不適応症になる3つの原因

仕事や職場のストレスで職場に適応できなくなり、適応障害や職場不適応症と診断されるケースが増加しています。

仕事にはいろいろな種類や業種がありますが、職場不適応症や適応障害になる原因は業種に関わらず共通しているものがあります。

それぞれの原因に対して、早めに対策や対応をとらずに放置し続けていると、適応障害や職場不適応症になる人の割合が増加するリスクも考えられます。

適応障害や職場不適応症になる原因については、次の3つに分けられます。

・過重労働(長時間残業など)
・適正の乏しさ(仕事が合わないなど)
・人間関係

人間関係のストレスが多い

職場不適応症や適応障害になる原因の中で、一番割合が高いのは「人間関係のストレス」です。

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この人間関係のストレスには、会社の上司や同僚との人間関係のストレスや、転勤や転属、異動先での新しい人間関係に対するストレス、仕事で関わる得意先やお客さんなどの人間関係のストレスなどが含まれます。

対人コミュニケーション能力が低下してきているといわれていることも関係して、仕事関係や職場関係の対人関係でストレスや悩みを抱える人が増加しています。

その結果、その人の限界を超えるくらいのストレスがたまると、心を病んでしまい、適応障害や職場不適応症を発症する、という流れが考えられます。

仕事の内容が自分に合わないストレス

また、仕事の内容が自分に合わない、自分の能力が活かせない、といったストレスも高いようです。

仕事の内容が思っていたのと違う、自分と合わない、というストレスを強く感じやすいのは、新入社員やまだ若い年齢層です。

自分の能力や才能が仕事関係内容と合わないため、仕事に楽しさややりがいを見出せず、行き詰まりやすくなるのです。

仕事の内容が自分に合わないと感じる適正の乏しさのストレスは、早期退職につながることも多いといえます。

長時間残業など過重労働のストレスも

長時間残業などの過重労働に対するストレスも非常に高いと言えます。

例えば月100時間以上の残業が続くような状態だと、身体の疲れがたまるとともに、心理的にも疲労感が増していきます。

疲労や過労から身体を壊して病気になってしまうこともあり、精神的ストレスによって精神疾患になって心を病むリスクも高くなるのです。

【まとめ】

職場や仕事のストレスといっても種類があり、自分に当てはまるのでは、と感じる人も多いのではないか、と感じます。

人間関係のストレス、仕事が合っていないストレス、長時間労働のストレス、どのストレスの場合でも、早めに対策を立てて対応していかなければ、心身ともに病気になりかねないので、早めの対策を心がけてくださいね。

◆この記事は、赤坂診療所所長・医学博士・精神保健指定医の渡辺登先生執筆・監修「職場不適応症/会社内で急増する適応障害のことがよくわかる本 (講談社)」の内容に基づいて、心理カウンセラーが記事編集をしています。

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