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仕事のストレス第一位は人間関係!適応障害や職場不適応症に注意

職場や仕事にストレスを感じている人は多いですよね。

まったくストレスがない、という人なんてほとんどいないんじゃないかと思います。

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男性でも女性でも、新入社員でも中堅社員でも、部下でも上司でも社長でも、誰でも何かしらのストレスを感じているものです。

で、職場や仕事のストレスで一番多いのは何なのか、と思って調べてみたところ、第一位は「人間関係」となっているそうです。

やっぱり、と思った人も多いんじゃないでしょうか。

最近、仕事のストレスから適応障害や職場不適応症になる人の割合が増加しているようです。

職場や仕事に多いストレス、トップは人間関係

職場にストレスを感じるかどうか、という厚生労働省のアンケートに「ストレスがある」と答えた人の割合は約70%となっています。

残りの30%の人は「ストレスがない」と答えたわけではなく、「不明」という調査結果になっているので、職場や仕事にストレスを感じている人の割合は、実際はもっと高い割合と思われます。

職場や仕事のストレスの中で、ダントツ第一位に「人間関係のストレス」となっているそうです。

最近の若者はコミュニケーション能力が低い、と言われていることもある程度関係しているのか、年齢が若い層では、上司や目上の人との人間関係のストレスが多いようです。

上司や先輩との人間関係がうまくいっていない場合は、仕事での相談もできなかったりと、業務に支障がでてしまうこともあります。

職場や仕事でのストレスをうまく解消できず、ストレスがたまっている一方だと、そのうち心の健康が害されて身体の症状があらわれたり、適応障害や職場不適応症になる人も出てきます。

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職場や仕事のストレスの具体例

・人間関係
・仕事の量
・仕事の質や内容
・仕事が自分に合っているか
・昇進や昇級
・雇用の安定性
・配置転換
・単身赴任
・事故や災害
・定年退職後の心配や不安
・転勤にともなう引っ越し

仕事のストレスからくる体調不良の症状例

・身体がだるい
・疲れがとれない
・不眠
・食欲がない
・吐き気がする
・頭痛
・腹痛
・めまい
・肩こり

精神的ストレスが身体の症状にあらわれることも

心理的なストレスが、体調不良などの身体症状や、まっすぐ歩けないなどの症状としてあらわれることもあるようです。

例えば、

上司の言うことが納得できない

上司を受け入れることができない

ストレスがたまる

反論したい、胸の想いを吐き出したいという気持ちが高まる

机に向かうと吐き気がする症状がでる

などのように、身体の症状がストレスの象徴的な形となってあらわれる例もあります。

他の例では、

婚約者が別の女性に惹かれ始めた

私のそばにいて欲しい

独り立ちできない

ひとりにしないで欲しい、ひとりでは生きていけないという感情が強くなる

急に歩けなくなった、という症状も

というような例もあるそうです。

【まとめ】

ストレス社会といわれる今の日本ですが、人間関係のストレスって本当に多いと思います。

ストレスがたまると心の病気になってしまうこともあるので、上手にストレス解消できる方法を持っておくことも大切ですね。

職場や仕事のストレスについてまとめていると、コミュニケーション能力って本当に大事だなぁ、とつくづく思いました。

◆この記事は、赤坂診療所所長・医学博士・精神保健指定医の渡辺登先生執筆・監修「職場不適応症/会社内で急増する適応障害のことがよくわかる本 (講談社)」の内容に基づいて、心理カウンセラーが記事編集をしています。

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