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適応障害と職場不適応症になりやすい会社(職場)の特徴

適応障害と職場不適応症になりやすい会社(職場)の特徴

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適応障害と職場不適応症になりやすい会社(職場)の特徴

ここ最近、職場不適応症という心の病気にかかる人が増加しているようです。

職場不適応症の例としては、入社してから誰とも口をきかずに暗い表情をしている新入社員、遅刻や無断欠勤が増えてきている中堅社員、上司に注意されてすぐに泣いてしまう女性社員などがあります。

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そういった会社=職場にうまくなじめない、適応できない人が増えてきているようです。

今回は、職場不適応症について調べてみたので、いくつか参考となるポイントをシェアしたいと思います。

職場不適応症には適応障害が多い

職場不適応症は心の病気です。

元となる精神病=精神疾患にはいくつか種類がありますが、一番多いのは適応障害だそうです。

職場不適応症になった本人は、会社に出勤することがつらくて悩む毎日です。

出勤できても、仕事に集中することができず、まわり人からは「わがまま」「やる気がない」「甘えている」など噂されるようになり、さらに会社にいづらくなってしまう、という悪循環に陥りやすくなります。

適応障害の診断基準(DSM-5)

適応障害の診断基準は、DSM-5というアメリカ精神医学会の診断基準が使われています。

【適応障害の診断基準(DSM-5)】

A. はっきりと確認できるストレス因に反応して、そのストレス因の始まりから3か月以内に情動面または行動面の症状が出現

B.これらの症状や行動は臨床的に意味のあるもので、それは以下のうち1つまたは両方の証拠がある。
(1)症状の重症度や表現型に影響を与えうる外的文脈や文化的要因を考慮に入れても、そのストレス因に不釣り合いな程度や強度をもつ著しい苦痛
(2)社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の重大な障害

C.そのストレス関連障害は他の精神疾患の基準を満たしていないし、すでに存在している精神疾患の単なる悪化でもない

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D.その症状は正常の死別反応を示すものではない

E.そのストレス因、またはその結果がひとたび終結すると、症状がその後さらに6か月以上持続することはない

職場不適応症になりやすい会社(職場)の特徴

次のような職場=会社は、職場不適応症の社員が出やすい職場環境と考えられます。

適応障害など職場不適応症に対して注意が必要です。

【1 各自のスペースはパーテーションなどで仕切られ、私語中の私語は禁止。常にパソコン作業に集中できる状態。】

2 会議では社員の意見が採用されることはなく、上司や役員が勝手に決めてしまう。

3 仕事量が多くて忙しいが、会社の業績は悪化している。会社将来が暗い。

4 社訓や社則もない、会社のビジョンもよくわからない。明確な経営方針がない。

5 風邪をひいても休めない、無理に出勤するのが当然という雰囲気。

6 ミスをすれば上司は同僚の前で大声で怒る。

7 新入社員は現場で仕事を覚えるもの。すぐに担当を持たせ、失敗したら当然責任をとらせる。

8 仕事ができる人に業務が集中してしまう。優秀な社員だけが生き残ることができる。

9 上司が部下を誘っても話題が合わないし、嫌がるので、会社での飲み会などはない。

10 仕事の指示は出すが、仕事の意味や意義についての説明はない。

【まとめ】

仕事へのやりがいや、職場での一体感など、心理的なことが原因になって、職場不適応症になるリスクが高くなるそうです。

職場不適応症には、適応障害やうつ病、不安障害やパーソナリティ障害など、いろいろな精神疾患が関係しているようです。

症状が悪化して重症にならないうちに、早めの対応が望まれますね。

◆この記事は、赤坂診療所所長・医学博士・精神保健指定医の渡辺登先生執筆・監修「職場不適応症/会社内で急増する適応障害のことがよくわかる本 (講談社)」の内容に基づいて、心理カウンセラーが記事編集をしています。

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